2000年3月 India

Calcuttaの安宿街サダルストリート。 人力車が残る唯一の町。宿の隣の部屋でドラッグ&アルコール中毒の全裸の男が夜じゅううめき声を出し、気が狂いそうになった。気の強い私はフロントの男に怒鳴って文句をつけたが、この頃はヘラヘラ首を横に振るインド式対応が何を意味するのかまだわからなかった。イライラしてちゃ何も出来ない国だと呆然とした。「こんなことでインドを嫌いになっちゃダメだぞ」って自分に言い聞かせてた。

2000年3月 India

ガンジス川の岸辺で料理する女達。生地を伸ばす人、包む人、揚げる人とちゃんと役割分担があるようです。洗濯したり沐浴したり死体を焼いたり何でもありの町、Varanasi。夕昏と早朝の2度、手こぎボートで川に出た。狭いバザールをうろうろ歩き回って寺や牛や猿も沢山見た。

2000年3月 India

床屋で髪を剃ってもらうJoe。彼によると切れないカミソリで地肌までごしごし剃るからしばらくヒリヒリするそう。店はどこにでもあるし待ち時間もないので私も後ろで待っていられます。旅行の前半はずっとこのスキンヘッドスタイルでした。

2000年3月 India

Khajurahoという有名な男女交合像(これがまたスゴイんだな)のある町で偶然やっていたシバ神の祭り。Joeは野猿を見に行っている間、動物嫌いな私が1人で歩いていると10歳の少年・バンディ君がガイド役を名乗り出た。余計な客引きを追い払ってくれるし祭りのことを紹介してくれる。「一度も写真を撮ったことがない」という彼にお礼としてスポーツカーに乗って写真を撮った。チャイを飲みながらおしゃべりし、楽しい半日デートでした。私が手をつかんでいるのがバンディ君で、あとの人は好奇心で寄って来た人。

2000年3月 India

Orchhaという田舎町にある丘に建つ古い城で私の30歳の誕生日を祝おうというJoeのアイデア。一度サリーを着てみたくて安物のをバザールで買う。着方を教えてくれる人を頼んで着せてもらう。足元はゴムサンダルなんだけど。町を歩けば好奇の目が突き刺さるよう。戻ってからそそくさと着替えちゃった。広い部屋に立派な大理石の風呂がついていてお湯を入れ始めたはいいものの、途中でお湯がなくなってしまう。インドらしいんだな、何もかも。忘れられない不思議な誕生日。

2000年3月 India

ヒッピーっぽい雰囲気でイスラエル人の若者だらけの町、Pushkar。ラクダに乗って砂漠を歩く。私の先導役は14歳の少年、ラクダの名前はブドウといいます。ラクダが膝まづいて人を乗せるときって可愛いんです。ラクダはすぐ草を食べてサボるし、私達はただ乗っているだけだけど、引っ張ってくれるガイドはずっと炎天下を歩くので大変な仕事です。客に合わせてヘブライ語の看板を出したレストランも多く、美味しいファラフェルを食べることが出来、大満足。

2000年3月 India

朝食がわりにチャイ、散歩の途中にチャイ、のどが渇いたらチャイ。チャイを飲まないと1日が始まらない。コップになみなみ注がれた熱々を飲みながら隣のビンに入っている厚焼きのボソッとしたクッキーをつまむ。使い込まれたボロの鍋、茶漉しを通す時の注ぎ方、ラックに入れて出前から戻る少年・・・チャイ屋の周りのシーンはとってもいい感じ。

2000年3月 India

Holiという春の到来を祝って熱狂するヒンズー教の祭り。爆竹を鳴らし焚き火をし、色粉や水を投げあって大騒ぎ!外国人はむやみに外出すると危ないと言われ、ゲストハウスでのんびり喧騒を見てました。宿のスタッフもこの通り。洋服は色粉で染まり顔は真っ黒に塗られて判別不能。私もおでこにちょこんと印をつけてもらいました。

2000年3月 India

Mt.Abuというジャイナ教の聖地の町。インド人にとっての軽井沢のような場所らしく、避暑に来る人や新婚旅行者が多い。インド人の男女が腕を組んで歩いたりする珍しい風景がここでは見られる。大好物のマサラ・ドサ。ジャガイモをカレー味に味付けしたものがパリッとした皮(米粉とレンティル豆の生地だそう)で包まれています。カードと呼ばれるプレーンヨーグルトとコーラをつけて食事の定番3点セット。

2000年3月 India

Jodhpurで有名なサフラン入りのラッシー「Makhania Lassi」を飲む。こってりしたクリームのよう。色もカスタードクリームみたいな黄色で上に普通のカード(ヨーグルト)を浮かべてある。飲むというより食べるラッシー。当時のクリントン米大統領のインド訪問でインド中がそのニュースで湧き上がっていた。ラジャスターン地方は女性のサリーも色鮮やかできれい。ミラーワークの布の小物なども多く、豪華。手工芸が盛んなので色々な工房も見てきた。

2000年4月 Nepal

アンナプルナトレッキング中に泊まった山小屋。持っている衣服を全て身につけ寝袋に包まり、暖かい飲み物を飲んでも寒い!思っていたよりずっとツライ登山で引き返そうかどうか迷ったほど。でも頑張ることにした。湯が貴重品なのでバケツに半分だけやかんで沸かした湯を入れてもらい、それを水で薄めて大事に使うんです。
Kathmanduに沢山ある古本屋で買った日本語の文庫本を久々に読んで懐かしくなる。

2000年4月 Nepal

登山も一週間を過ぎると展望も良くなってくる。石を積み重ねた家が多くなり、カラフルな旗をなびかせたチベット的雰囲気の村が多い。高山病予防の錠剤を飲み始めるが、この薬の副作用がトイレが近くなることなんです。仕方ないから草むらへ!お尻凍りそう。食事が何よりの楽しみで限られた材料でも工夫に富んだ楽しい食べ物が多いんです。あまりの寒さでJoeの指が縮まりなんと結婚指輪をトイレに流してしまうというショッキングな出来事もありました。

2000年4月 Nepal

登り始めて10日目にしてようやく5,416mのThorong Passという頂上へ。とにかく空気が薄い!雪も深く、鼻水たらしながら登りました。普段の3倍のペースで呼吸しないといけない。言葉で言い表せないほど素晴らしい山々の風景に囲まれ、やっぱりあきらめなくて良かったと思いました。頂上では感動で涙がこぼれた。Snickers食べて元気出して1,500m一気に下る。ひざがガクガクしてこれまたツライ。空気が乾いているので顔がガサガサになる。砂埃をよけるためにバンダナを顔に巻いて歩く。

2000年4月 Nepal

トレッキングの疲れを取るために湖畔の町Pokharaでのんびり。登山中に知り合ったどこでも目立つシュロミというイスラエル青年に偶然再会。兵役を終えたばかりで1人で旅行していました。ふてぶてしい態度なんだけど何だか憎めない可愛さがある人。チェス好きのJoeとレストランで対戦。(Joe3連勝!)この町はなぜかぐうたらになってしまう雰囲気がある。寝坊してカフェに行ってパンやケーキを食べたり(ベーカリーが充実)古本屋へ行ったり、湖を見ながら夕食を食べたり、屋上で洗濯物を干したり・・・・インドのせわしなさと混雑に疲れた身には天国です。

2000年5月 India

私のお気に入りのKarishma Kapoorが出ている映画の初日。行列が外にあふれています。誰に聞いても「チケット完売」。しかしブラックマーケット男が現れ少し高かったがチケットを売ってくれた。超満員で上映前から「ひゅ〜!」とかけ声が聞こえる。インド映画はこういう映画館の雰囲気でないと!ストーリーの単純さも言葉のわからない私には嬉しいけれど、ヒロインのファッションも見ものなんです。伝統的なサリーやちょっと可愛いパンジャビドレスは誰にも真似できない美しさですが、洋服のセンスは何だかどこかずれていて「インド人がイメージする西洋の服」な感じが出ていて面白い。

2000年5月 India

「Chal Mere Bhai」という映画の広告より。左はSanjay Duttという悪役が得意なダンディ系俳優、真ん中はバリウッドの芸能一家に生まれたサラブレッド女優Karishma Kapoor、右はハンサムで甘いマスクのアイドル系Salman Khan。兄弟が1人の女性、つまりKarishmaを好きになっちゃうというストーリー。もちろんハッピーエンドです。歌もいいんですよ。カセットテープを買って今でも時々聴いてます。